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私がなぜスプラトゥーン2に反発しているか


以前も少しお話ししたと思いますが、私はスプラトゥーンの開発者は阪口翼さんと天野さんこの2人だけだと考えています。
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この2人がインクに潜り・移動し・インクに足をとられるといったスプラのベースを構築した人でもあります。


元々スプラトゥーン1の時に阪口さんがよく海外のインタビューを受けられていて、その内容がスプラが愛される要素そのものを的確に表現されていた。

それを聞いていたのでスプラ2が発売されてことごとくその部分を滅茶苦茶に低能力者がぶち壊してしまったので割と発売初日辺りから頭に来ていました。




いくつか紹介したいと思います。


「仲間にされることは仲間にしてあげるとうれしい」
「ローラーは壁を塗るのが苦手」
「仲間が塗ってあげるとローラーは戦いやすくなる」
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自分一人で出来るようにしちゃいましたね。



「そのルールにベストのオブジェクト置くようにしている」
「例えばガチエリアに小さい箱が置かれていたとしたら、それにも意味がある」
無題
段差だらけで、どうでもいい邪魔・不快な箱置くよね~。



「同じメンバーで繰り返し遊んでいると、テンションが上がって脳に汗をかくような感覚になる」
「その瞬間がゲームの中に起こるように考えて仕組みを作った」

この辺りがフェスの連戦やガチマッチの醍醐味の部分だったんですよね、いかに脳汁出るように設計するか、前の記事で書きましたが阪口さんも似たようなところに注意してつくっていたんだと思います。



勝った負けたというのはありますが、それよりも「熱い展開」っていうのをみんな求めてると思うんですよ。地形とかブキとかの状況を把握して、それぞれのプレイヤーが「俺はこういう風に動く」「じゃあ俺はこっち」という感覚で動いて。それがネットワーク越しに伝わってくると思うんですよ。それが天野の言う「ゾーンに入った」状態だと思うんですけど。
結局勝ち負けじゃなく「熱い展開」が訪れた時にミッションコンプリートみたいな。すごく満足できると思うんですよね。


これがスプラトゥーンの最大の魅力だった。



天野:たとえばサッカーもフィールドは1種類しかないし、ルールも1つじゃないですか。でもみんなそれを繰り返していて、熱い展開が訪れている。同じ状況を繰り返すことで、自分のプレイが上手くいったかどうかを意識しやすい状況をつくることができると考えています。そうすることでみんなが最高のパフォーマンスを出して、熱い展開を起こせるのが一番面白いはず。そのためには、まずはユーザーの方がルールやステージに慣れて、できるだけ上手くなるような環境を用意したほうがいいと考えました。


再現性のあるゲームだからこそ熱い展開が訪れますよ。


※下2つの阪口さんと天野さんのインタビューに関してはこれ書いてる22日22時に初めて見ました。(中身が少なかったので探して追加した)
2015年のニンドリからの抜粋なんですが、昨日私が書いた記事と大枠同じこと言っていると思います。 ここがスプラの核なのに…

スプラトゥーンプレイしていたら開発の意図って伝わってきます、それがなぜ近くで見ていた他の開発者が分からないのか不思議でしょうがない。





「最初は戦略が確立されていなくてグチャグチャしているが、ガチエリアはだんだん洗練されていって熱い展開が出てくるようになる」
金玉転がしから始まり、最後までゴチャゴチャした洗練とは程遠い設計でした、スプラ2の野良大会殺したのは間違いなくコレ。


<その他>
・スプラ1の最終ボスの設計、EDクレジットは阪口さんの設計
・スプラシューターが好きな武器で、全ての武器の調整・歩行速度などはスプラシューターをベースに作った








無題
自分の作ったゲームこんな楽しそうにプレイするって素敵ですよね

阪口さんのいいところはゲーム設計に強いところだけじゃなくファッションや洋楽までいろいろな分野のカルチャーが好きでスプラトゥーンを擬人化したような人なんですよね。










今回確信に至ったのはニンテンドーラボVRキッド


段ボールもVRもそこまで興味があったわけじゃなかったんですが、辛口のレビュアーが結構良い評価出していたのと、阪口さんが作ったもの確かめたくて購入しました。


結果から言うと
普通に天才、将来任天堂の代表の1人になる。
役員の宮本さんとも仲良いので上にいってくれると思います。



ニンテンドーラボVRキッドに関して
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まず説明書の段階からすごい。世界最強の説明書。
結構時間かかるんですが飽きさせず絶対に最後まで組立てさせてやるっていう強い意志。クリエイターからの魂を感じます。


ゲーム部分も段ボール、VR、ジョイコンとガジェットの連動とその発想力がすごい、段ボールの良さもゲームとして活かしているし、内臓ゲームも1つ1つ丁寧に作ってある。
VRとしての性能比較は別のVRやったことないので不明。

遊び心地が良い。
wiiUの時にすっとジャイロコントロールのスプラトゥーンに入っていった感覚と似ています。



私が一番驚いたのがプログラミング機能
小学校でも必修化されますが、普通に授業で使えるレベル。
ものすごい良く出来ている。 VRよりこっちがすげえわ。


シンプルな組み合わせで自分でボウリング作ったり音楽やらプログラム通りにロボット動かしたりちゃんと設計できるようになっている。
これ1本でゲームになっている。













阪口さんが抜けたらそりゃゲーム作れなくても仕方ない。
ほぼこの人が設計していたんだと思います。








地元民から大人気、噂を聞きつけ全国から客が集まる隠れた名店、道何本か入った細い路地裏の汚いラーメン屋。
お金のにおいを嗅ぎつけてやってきたコンサルに店主がそそのかされて、
駅前の一等地、店舗はガラス張り、ユニフォームもおしゃれなラーメン屋として移転オープン。
メニューも名物の醤油ラーメンから客の回転が速い豚骨ラーメンに変更





どちらも同じ名前「スプラ亭」
そのお店を外から眺めている気分。


例えが上手く思いつかなかった…。